はぐらかす態度の意味|夢の中の ” のらりくらり “

夢の中で、登場人物に
何かを尋ねたり、
問いただしたりする場面。

登場人物が、
のらりくらりとした態度で、
会話をはぐらかしたりする
ことがあります。

*

人物は、何か答えるのですが、
大抵は、曖昧な言葉で誤魔化したり、
声が小さく聞き取れなかったり、
奇妙な発音で理解できなかったり、
そのせいで、はっきりとした
答えを得られない状態。

この夢の中の奇妙な現象には、
どんな意味があるのでしょう?

登場人物のはぐらかす態度

では、実際に夢の具体例を
見てみましょう。

次は、既婚の女性が見た
夢の一例です。

家に帰ってくると、
シャワーの音。
 
浴室に女性らしき影。
 
テレビを見続ける夫に
誰なのか問いただすが、
夫は、話を逸らそうとする。

一見すると、夫が自分の
いない間に女性を家に入れて
浮気をしているというような
ストーリーに見えます。

そして、夢の中で夫に
浴室の女性が誰か聞いても、
話を逸らすだけで、真面目に
取り合ってくれない。

*

これが現実世界ならば、
浮気男お決まりの ” はぐらかし ”
ということになります。

しかし、そもそも
この夢を作ったのは、
彼女自身です。

夫にそのような態度を
取らせているのも、
彼女による演出なのです。

なぜ、このような演出を
自らする必要があるのでしょう?

はぐらかす理由

理由の一つは、
その登場人物にした質問の
答えが、” 聞きたくない答え ”
だった場合です。

彼女が自分で作った夢とは言え、
夫に面と向かって浮気を告白
されるのはショックでしょう。

彼女としては、
それは避けたい。

その反面、問い詰めて、
はっきりさせたいという
気持ちもある。

その丁度良い落とし所として、
答えるようで、答えていない
” のらりくらりとした態度 ”
になるわけです。

夢の性質

そして、もう一つの理由は、
潜在意識の持つある性質に
よるものです。

潜在意識は、
心に引っかかっている
問題意識を処理するために、
夢を作ります。

言わば、夢を見てる最中は、
心のバランスを取り戻すための
作業中なのです。

目覚めることで、
それが中断してしまう。

つまり、心の不均衡が解消される
までは、なるべく眠り続けて、
作業を続行したいのです。

*

そのために、潜在意識は、
目覚めを遅らせ、眠りを
維持するために様々な演出を
夢の中に仕掛けます。

例えば、質問に答えそうで
答えないというじれったい
演出で、夢を見ている
本人の気を引こうとしたり。

答えが聞けるまでは、
気になって、意識を夢の
ストーリーに集中させる
ことが出来ます。

気が逸れると目覚めてしまう。

登場人物が隠す ” 答え ” とは?

どちらにせよ、
こういった登場人物が、
会話を逸らしたり、質問に
答えなかったりする場面が
夢の中で見られた場合、

潜在意識は ” 答え ” など
初めから用意していないのです。

それは、話を引き延ばすなど、
中途半端な状態を少しでも
維持するために、加えられた
” 演出効果 ” の一つでしか
ないからです。

*

よくあるパターンとして、
朝方、目覚める時間が
迫ってきているときに
この ” はぐらかし演出 ” が
夢に表れることがあります。

そろそろ起きなければならないが、
まだ眠っていたいという時、
この演出を夢に取り込んで、

目覚めに向かって、浅い意識に
上がっていこうとするあなたを
引き留めるために、夢の中で
試行錯誤しているのです。

*

夢の中の ” はぐらかし ” には、
さまざまなタイプがあります。

今回紹介した夢に使われている
質問に答えないというケース
以外にも、探し物が見つからない
といった場合や、

携帯電話で何度も同じ操作を
繰り返してイライラする夢なども
ある意味、” はぐらかし ” と
同じ効果を持ちます。

問題がすっきり解決しない状態を
あえて、作っておいて、
目覚めていく意識を夢の中に
引き止めようとしているのです。