夢の中の ” 場所 ” から見えてくるもの – 夢占い|より深く読み解くための一歩踏み込んだ夢解釈|yotubano clover blog

夢の中の ” 場所 ” から見えてくるもの

人の心は、日々、
色々な状態に変化します。

穏やかな海のように、
平穏なときもあれば、
曇り空のように憂鬱な時もある。

そういった ” 心の状態 ” は、
夢にも影響を与える。

言い換えるならば、
夢とは、”心の状態そのもの ”
と言えるのかもしれません。

*

そして、夢は、様々な場所が
舞台となります。

職場や、自宅のリビング、
学校や、公園、または、
一度も行ったことのない
架空の場所など。

夢の中に描かれる背景は、
偶然の産物ではありません。

潜在意識が、必要として
選んだ ” ロケーション ”
なのです。

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架空の村

次は、とある男性が見た
夢の一例です。

人気の無い、寂れた村で
暮らしている。
 
古びたドラッグストアが
一軒あるだけで、
車も全く走っていない。
 
遠くから地響きが聞こえる。
 
高台に駆け上がると、
村外れの荒野から、
馬の群れが村になだれ
込んでくるのが見える。

限界集落のような村で
生活をしているという
設定の夢です。

実際、この夢を見た
彼の住んでいる場所は、
都会ではありませんが、
ごく普通の住宅地ということで、
夢の中の村は ” 架空の場所 ”
ということです。

*

夢は、その人の心の状態を
家、住宅街、人の集団、島、
会社、公園など、
一つの ” 集合体 ” として、
表現することがあります。

家ならば、複数の部屋が
一つにまとまっているものですし、
公園ならば、そこにある遊具や、
利用者などが ” 公園 ” という
一つのイメージに含まれる。

この夢では、
” 村 ” がそれに当ります。

つまり、” 寂れた村 ” は、
彼の心の状態を表している。

言い換えるなら、
” 村全体 ” が、彼の心なのです。

では、具体的には、
この夢は、一体、彼の何を
描こうとしているのでしょう?

*

筆者は、この寂れた村の様子から、
彼の中に疎外感のようなものが
あるのではないかと思いました。

そして、次のような質問をします。

” 何か、孤独を感じることは
ありませんか? ”

彼は、答えます。

” 孤独を感じているわけでは
ないが、周りの人から見ると、
自分は、孤独に見えるのかも
しれない ”

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彼に起こった出来事

彼の説明では、職場での
とある出来事をきっかけに、
周りの同僚たちとの関係が
悪くなってしまったという
ことでした。

その出来事とは、
” 昇進 ” でした。

一緒に働いてきた同僚に
指示を出す立場になり、
時には、これまで仲間だと
思ってきた彼らを評価
しなければならないという
管理者としての仕事に、
彼は、” やりづらさ ” を
感じていたのです。

そして、何となく周囲との
距離感が出来てしまい、
自分から積極的な
コミニュケーションを
取ろうとしなくなった。

彼は言いました。

” 自ら、孤独を
選んだのかもしれない ”

*

つまり、彼は、夢の中では、
” 寂れた村 ” に
自ら移り住んでいたのです。

彼にとって、そこは、
誰とも接触せずに済む場所、
面倒な人間関係から、
距離を置くことが出来る
” 避難所 ” のような役割を
与えられています。

*

夢には、村の描写の一つに
古びたドラッグストアが
登場しています。

ドラッグストアですから、
そこでは、生活用品や、
市販された薬を購入する
ことが出来る。

日常の大抵のものは、
そこで調達出来るわけです。

周囲に対して、心を閉ざして
しまった彼にとっては、
ドラッグストアが一つあれば、
誰にも頼らずに自己完結出来る。

つまり、孤独を自ら求めた彼は、
夢の中で、誰にも干渉される
ことのない ” 閉ざされた世界 ”
を描いたのです。

*

では、村の外れに
なだれ込んでくる馬の群れは、
何を意味しているのでしょう?

数十頭の群れが地響きのような
音を立てながら、砂煙を上げて、
村の中心に向かっていくのを
彼は高台から、ずっと眺めて
いたそうです。

村は彼にとっては
” 安住の地 ” です。

なので、突如、現れた馬の群れは、
それを脅かす存在。

それは騒々しく、
彼一人の力ではどうすることも
出来ない ” 不可抗力 ” です。

潜在意識は伝えているのです。

彼の作った安住の地が、
崩れ去る時期が近いと。

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考えられるケース

では、一体、これから、
彼に何が起こる
というのでしょう?

考えられるのは、
” 騒々しく、
止めることが出来ない力 ”
ということなので、この場合なら、
会社方針や、上層部からの圧力
といったものが、彼を
現実の喧騒の中に引き戻す
のかもしれません。

*

もしくは、馬の群れは、
彼自身の中に

” 心を閉ざした
今の状況はよくない ”

という思いがあり、
避難所に逃げ込んでしまった
自分を連れ戻すために、
彼自身が差し向けた ” 略奪者 ”
という読み方も出来ます。

その場合、彼は、
やってきた馬に乗せられて、
寂れた村を去ることに
なるのでしょう。

ただ、夢の途中で目覚めた
ということで、その後の
展開は描かれていませんが。

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そこが実在する場所なら

さて、今回は、
夢の舞台となる ” 場所 ”
について一例を挙げて
解説しました。

仮に、あなたの夢に
” 寂れた村 ” が出てきた
としても、上記の解釈と
同じというわけではありません。

今回の夢では、彼の職場での
出来事がきっかけとなり、
夢が作られている。

つまり、夢が描かれた背景には、
それぞれの ” 個人的な事情 ”
というものがあります。

個人的事情が違えば、
夢の内容が同じでも、
その意味は変わるのです。

*

夢の中の場所は、
架空であることもあれば、
実在の場合もあります。

もし、その場所が実在する
というなら、そこに関連した
記憶を整理する必要がある
かもしれません。

例えば、あなたの夢に
実在する行きつけの喫茶店が
登場したとします。

そこは、入り組んだ裏路地にある
” 秘密の隠れ家 ” のようなお店。

この場合、夢の中の喫茶店は、
あなたが心にしまっている
” 誰にも知られたくない秘密 ”
を象徴しているのかもしれない。

*

夢の中で、あなたが喫茶店で
くつろいでいると、突然、
知り合いが入ってくる。

あなたは、慌てる。

つまり、この展開から、
あなたの秘密にアクセスする
” 侵入者 ” が現れる暗示と
読むことが出来ます。

*

” 場所 ” は、夢を構成する
要素としては、重要です。

夢の細かな演出の意味が
分からない場合も、夢という
構造物の外枠にあたる
” 場所 ” について分析して
いくことは、

困難な夢の解釈を切り崩す
一つの手段にもなりえるのです。

あなたの夢の舞台となる場所は、
偶然、選定されたわけでは
ありません。

そこには、必ず、潜在意識の
” 意図 ” があるのです。

*

関連記事:
夢の中の ” 場所 ” が意味すること|実在するか、架空の場所か

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