笑う夢|微妙な感覚の違い

例えば、夢の中で
腹を抱えて大笑いしている。

目覚めてから、
そんなに面白くもない場面に
なぜ、あんなに爆笑して
いたのだろう?と首を捻る。

また、必死に息を殺して、
笑いをこらえている。

別に取り立てて何がある
わけでもなく、何となく
おかしくてクスクスと
笑ってしまう。

泣きながら笑っている。

誰かに笑われている。

どこからともなく、
笑い声だけが聞こえるなど、

状況や、ニュアンスによって、
一言で ” 笑う ” と言っても、
様々なシチュエーションが
考えられます。

そして、それらは、
パターン化することが出来ない。

そこに与えられる意味も
千差万別です。

では、笑う夢をどう解釈
していけばよいのでしょう?

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微妙な笑い

次は、筆者自身が見た
夢の一例です。

パソコン画面を眺めている。
 
メールチェックをしていると、
” 重要 ” というタイトルを
見つける。
 
メールを開くと、
何も書かれていない。
 
” フッ ” と笑ってしまう。

以前、働いていた会社を
舞台にした夢です。

メールチェック中に
重要メールを見つけ、
タイトルには、何やら、
” 至急開封して確認されたし ”
というようなことが書いて
あったので中を開くと、
全くの空欄だった。

夢の中では、送信者が慌てて、
内容を入れ忘れたのだろう
と思いました。

この夢のポイントは、やはり、
” フッ ” と笑ってしまう
という部分です。

ゲラゲラ笑うのでもなく、
微笑むでもなく、
笑うつもりは無かったが、
思わず出てしまった
気の抜けた微妙な笑い。

もちろん、夢占いに
” フッ ” と笑った場合の
解釈などありません。

” 微笑む ” に近い気もしますが、
そうではない。

少々、呆れたときに不意に
出てしまう ” フッ ” だった
ように思います。

*

このように夢に中で
微妙なニュアンスの違いが
あった場合、どう捉えるか
という問題があります。

これは ” 笑い方 ” だけの
話ではなく、夢全般に
言えることです。

例えば、登場人物の表情。

白々しい目つきだったとか、
妙にこわばっていたとか、
魂が抜けたようなぼんやり
した表情だったとか、
刺すような視線だったとか、

様々なニュアンスが
ありますが言葉で説明すると、
全て ” 無表情 ” になって
しまうわけです。

それを、ひっくるめて
” 無表情 ” として扱うべき
ではありません。

この微妙なニュアンスの違いは、
夢を読み解く上では
重要なヒントになります。

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落胆と安堵感の狭間で

数日経った頃、
スケジュールに入っていた仕事が、
先方の都合で急きょキャンセルに
なります。

それを聞き、進めていた準備が
無駄になってしまったことに、
少々、ガックリしたと同時に、
忙しいスケジュールから、
一つ仕事が減ったという安堵感
もありました。

*

夢占いでは、笑う夢は、
” 落胆の暗示 ” とされています。

確かに、準備が無駄になった
という点では、筆者にとっては
” 落胆 ” だったのです。

そして、夢の中の ” フッ ” と
吹き出た微妙な笑いは、

” 何だ、キャンセルに
なったのか・・ ”

という少しの残念な気持ちと、
一つ仕事が減って気の抜けた
安堵感という微妙な心境を
表している。

*

夢の中では、さも重要な
メールに見せかけて、
中は空白だったというオチに
笑ってしまったという
設定になっています。

肩透かしを食らったような・・

なぜ、今回のスケジュールの
キャンセルがこういった
内容の夢に置き換えらえた
のでしょう?

それは、メールのミスなら、
送り直せば済む話です。

仕事に大した影響はなく、
時間をかけた準備が無駄に
なることもない。

潜在意識は、キャンセル
によってスケジュールが
狂ってしまうことを察知して、
夢の中で、影響の少ない
出来事にすり替えているのです。

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” 感覚 ” を細かく観察する

ある女性が笑う夢を見たので
見てほしいと筆者に分析を
依頼します。

夢の中で彼女は、
特に面白い出来事が
あったわけでもなく、
ただ、腹を抱えて
ゲラゲラと笑っていた。

笑いながら、自分が、
なぜこんなに笑っているのか
理解できなかったと言います。

彼女は、夢占いについて
ほとんど知識が無く、
” 笑う夢は落胆の暗示”
という解釈も知らなかった。

ただ、彼女は、直感的に
これは不吉な夢だと悟った。

笑っているわけですから、
楽しい出来事を連想しても
よいはずが、彼女は
そう感じなかったようです。

果たして彼女は、
何を基準に悪い夢だと判断
したのでしょう?

不穏な空気感、
いつもの自分ではない
大袈裟な振る舞い・・

そこに、論理的な思考や、
明確な根拠があるわけでは
ありません。

ただ、” 少し変だ ” と感じた。

この微妙な違和感が、彼女に
夢の真意を見抜かせたのです。

*

実際、夢を読み解く時、
こうした直感的な判断が
重要になるのです。

仮に、あなたが夢の中で
笑っていたとして、
言葉として言い表すと
” 笑っていた ” と簡単な
説明になってしまいますが、

それは、どんな気持ちで
笑っていたのでしょう?

笑いながら、一方では
何か別のことを考えていた
としたら、それはどんな
ことでしょう?

どんなニュアンスの笑い
だったのでしょう?

何がおかしかったのでしょう?

そういった夢の中で感じた
” 感覚 ” を細かく分け入って
いくことが必要なのです。

微妙な感覚の違い

夢を読み解く過程で、
夢の中で感じた ” 感覚 ”
一つ一つにスポットライトを
当てて観察していくという
作業は欠かせないものです。

ただ、そういったことに
不慣れな人というのは、
いるものです。

例えば、セッション中に、
夢のある一場面について
筆者が、依頼者に
次の質問をしたとします。

” あなたは、その時、
どんな気持ちでしたか? ”

自分の感じたことを細かく
説明してくれる人は、

” 不快な感覚でした。何か、
自分がやってはいけないことを
やってしまったような・・
気まずい雰囲気でした ”

と、感じたことを詳細に
伝えてくれます。

しかし、次のような回答を
する人もいます。

” 不快でした ”

こういった場合、筆者は、
質問を付け加えます。

” その不快な気分は、
どういったタイプの不快感でしたか?

例えば、
蔑まれたような気分だった。

もしくは、思うように
事が運ばないことに苛ついていた。

恥ずかしくて、
その場を逃げ出したかった・・”

より細かい例をいくつか挙げならが、
質問の趣旨を理解してもらう
のです。

つまり、自分の感じたことを
” 不快だ ” という一言で
言い表してしまうのは、
不快感の微妙な違いが、重要
ではないと思っているからです。

その微妙な違いこそが、
夢を読み解く鍵となる。

*

あなたは、自分の見た夢を
分析しようとしているの
ですから、こうした
質疑応答を行うわけでは
ありませんが、自分が
夢の中で何を感じたのか、
それを整理しておく必要は
あります。

感じたことに焦点を当て、
一つ一つ、観察していくのです。

そして、自分だけの
” 答え ” を見つけてください。

 

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