十代前半の子供たちへ|読む前に知っておいてほしいこと

このブログには、” 夢 ” に関心を持った人々が訪れます。

多分、その中にはスピリチュアルやオカルト好きな小学生高学年から、中学生ぐらいまでの十代前半の子供たちも含まれるでしょう。

筆者もこの頃は、占いや都市伝説に好奇心を刺激されたものです。

ただ、このブログは子供向けではありませんから、彼らからすると、ここで話していることは少し難しいかもしれません。

” 夢 ” は、奥深い世界です。

それは、2分、3分で伝えることが出来るほど単純ではない。

しかし、子どもたちは理解できるところだけを拾い読みして、すぐにページを閉じてしまう。多分・・

もしかしたら、それによって彼らに間違った思い込みを与えてしまっているかもしれません。

一番、大事なことが伝わっていないかもしれない。

そこで、筆者から十代の子供たちに向けて、メッセージを送りたいと思います。

夢に関心を持つ君へ

君が見たその夢は、眠っている君が作った。

宇宙からテレパシーを受け取ったわけでもないし、神や霊からのお告げでもない。

そして、夢は君の知っていること、つまり、記憶を材料に作られる。

だから、夢が君が知らなかったことや、全く新しいことを教えてくれたりはしない。すでに知っていること、分っていることを映すだけだ。

大人が夢に興味を持つのは、なぜか?

大人たちはいつも忙しい。彼らには色々と考えることがある。仕事のことや人間関係、健康、お金、将来、家族のこと。

日曜日でも、祝日でも、いつも他のことを考えているし、いつも何かを探している。

幸せになる方法とか。

そして、そういったことで心が疲れている。だから、時々全てを忘れてゼロに戻りたくなる。

” 私って何してるんだろう? ”

” 俺は、このままでいいんだろうか? ”

その時に ” 答え ” を教えてくれるのが ” 夢 ” だ。大人たちは、忘れていた大切なことを思い出すために夢を見る。

一方、君の物語は、まだ、始まったばかりだ。

そして、長い距離を歩いてもいない。

君は、今もスタートラインに立っている。戻ろうと思ったって、そもそも、そこはスタート地点なのだから戻る必要はない。

だから君が見た夢が何であれ、すべきことは分かっている。

前に進むだけだ。

本当の奇跡とは?

イエス・キリストは人々に ” 愛 ” を説いた。

しかし、当時の人々は、彼の教えよりも、彼の起こす奇跡にばかり注目した。

病気の人を治すとか、五千人の人々にパンを与えたとか。

彼の見せた奇跡は、その場にいた人だけを救った。

一方、彼の ” 愛 ” の教えは、彼の死後、現在でも世界中で多くの人を救い続けている。

本当の奇跡とはどちらだろう?

さて、夢が起こす奇跡と言えば ” 予知夢 ” を思い浮かべるかもしれない。

多くの人は未来の出来事を知りたくてインターネットで自分の見た夢について調べる。

忘れかけていた大切なことよりも先に。

仮に君の見た夢が、もし、未来の出来事を暗示していたとして、それが君の人生にどれだけの影響を与えるだろう?

それは、とても小さい。

その小さな奇跡にばかり注目して、本物の奇跡のことを忘れてしまっているとしたら・・・

( 本当の意味で ) 君には奇跡を起こす力がある。理想の人生を作っていく機会がある。

大げさなことを言っているわけじゃない。

世の中の多くの大人たちがブツブツとぼやきながら、こんな風に思っている。

” もう一度、人生をやり直したい・・ ”

” あの時に戻れるものなら・・ ”

” あと十歳若かったら・・・ ”

後悔ばかりしている大人たちが、喉から手が出るほど欲しがっている ” 始まったばかりの人生 ”

君は、それを手にしている。

それは、ゲームの中のゲットが超難しいレアアイテムよりも何万倍も価値あるもの。

それは僕ら大人たちからは、光り輝く ” 宝の地図 ” のように見えている。

そして、君からそれを奪い取ることは誰にも出来ない。

それが、まだ、何色にも染まっていない君の最大の武器だ。

悪いことは言わない。その武器を存分に使え。

未来を知るとどうなるか?

君は、きっと夢占いについて調べていたら、このブログを見つけたのだろう。

多分、君の知りたいことは、夢が未来を予知することができるかどうかだと思う。

僕は夢について普通の人よりは詳しいわけだけど、予知夢を利用して株や競馬でお金を稼いだこともないし、それを披露して、たくさんの人に注目されたこともない。

いたって普通の人生を送っている。

予知夢を見ることが出来たからと言って、人生は変わらない。

何も。

それより、未来を知ることよりも、ずっと大事なことにエネルギーを注いでいる。

それは未来を作ることだ。

明日が休日、祝日ではないなら、占い師の水晶玉には、君が学校で授業を受けている未来の姿が映るだろう。

その未来を作っているのは、一体、誰か?

そう、学校の先生だよ。

今日、先生は職員室で、君が明日受けることになっている授業の準備をしている。

だから、明日どんな未来かを知りたければ、占い師に聞くより、職員室に行って先生に次の質問すればいい。

” 明日は何を教えてくれるんですか? ”

先生は、的中率99.9パーセントで ” 未来 ” を教えてくれるだろう。

君は超能力など使わずに、あっけなく未来を知ることができる。

大人たちは、毎日、働きながら自分の未来を作っている。その方が、予知するよりも確実だからだ。

テストでいい点を取る未来が欲しければ、今から勉強すれば、その未来が本当になる確立は間違いなく上がっていく。

水晶玉やタロットカードで未来を予知することは出来ても、未来を作ることは出来ない。

君は未来を知りたくて、生きているわけじゃないんだろう?

素晴らしい未来にするために、今を生きている。

ならば作るしかない。自分の手で。

 

本当に伝えたかったこと

色々と話したけど、結局、何が言いたかったのか分からないという人のために、最後に話をまとめておこう。

つまり、夢が未来を予知したとしても、君の人生には、ほとんど影響はないということ。

そして、未来は予知するよりも作る方が確実だし、手っ取り早いということ。

君には振り返るほどの過去が無く、前進するしかないということ。

そして、君がその手に握りしめている ” 始まったばかりの人生 ” は、君だけの宝の地図だということ。

僕が伝えたかったのは、それだけです。

少年少女よ、大志を抱け。

地図を持たない大人たちが、色々なことを言って、君を挫けさせようとするかもしれない。

大人に負けるな。

努力と行動力が未来を作る。当たり前過ぎるけど。

時間はある。君が望む未来を作れ。

 
 
 
 

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