似たもの・似た状況を解釈する|ネズミとハムスターの違い

あなたが今朝見た夢について夢占いで調べる。

しかし、当てはまる項目が見つからず、
似た項目ならあるという場合。

例えば、夢の中ではシャチが登場していたが、
シャチという項目は無く、
イルカやサメなど類似した項目がある場合、
その項目を参考にすべきでしょうか?

もしくは、夢の舞台が海の近くの
サービスエリアだったという場合、
ピンポイントな解釈が見つからなかった為
” 海 ” と ” 休憩している ” の項目を
応用解釈すればよいのでしょうか?

夢の意味をインターネットで調べる時に
度々遭遇するあの状況。

果たして、当てはまりそうな解釈が
見当たらない時、
類似した状況や物に対する解釈で
その夢の意味を推察できるのでしょうか?

今回は類似的存在と
夢解釈について見ていきましょう。

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ハムスターが登場する夢

次は、とある女性が見た夢の一例です。

小さなハムスターがソファーの隅っこで
丸くなっているのを発見する。
 
手のひらに乗せてみると、
具合が悪いのかじっとしている。

まず、最初に気をつけておきたいのは、
ペットとしてハムスターを
実際に飼っている場合、それは、
ハムスターを飼っていない人が
夢を見た場合とは区別すべきという点です。

ペットとして飼っているハムスターが
登場しているというならば、そこには
” 家族の一員 ” という側面が加わります。

例えば、全く可愛がっていない。
本当は飼いたくないが事情があって
やもえず家に置いているというなら、
それに応じた解釈が必要です。

また、飼ってはいるが、
夢に登場したのは架空のハムスターだった
という場合、なぜ、家族そのものではなく、
架空の存在をキャスティングしたのかを
考えていく必要があります。

それは、潜在意識が
あえてそうしているのです。

*

ハムスターをペットとして飼っておらず、
” ハムスター ” という項目が夢占いに
無かった場合、

もしかすると、ハムスターに類似した ” 鼠 ”
という項目を調べるかもしれません。

” 鼠 ” は、夢占いでは ” 縁起物 ”
として扱われることが多いですが、
夢の中の状況によって解釈は分かれるようです。

そこでハムスターを ” 鼠 ” に類似したもの
と判断し、” 鼠 ” の項目に書かれている
解釈を応用すべきか?

その判断をする前に一つの疑問があります。

それは、夢に登場したのが、なぜ、鼠ではなく、
ハムスターなのか?という点です。

つまり、” 鼠 ” で表現できる部分を
わざわざハムスターにした理由は何でしょう?

ハムスターにまつわる思い出

一つ、考えられるのは、
” 鼠 ” では都合が悪かった場合です。

例えば、鼠がソファーで丸くなっている。

鼠には不潔なイメージがありますから、
鼠が嫌いな人は夢の中で幸運の使者として、
鼠を登場させることに抵抗を感じ、
それを避けた形でハムスターに代役をさせた。

そう考えるとハムスターを類似動物として、
” 鼠 ” の項目を参考にすることは、
あながち間違った判断ではないのかも
しれません。

では、鼠に関して、
取り立てて抵抗が無い場合はどうでしょう?

この場合は、夢の中で ” 鼠 ” の登場を
避ける必要がありません。

つまり、ハムスターが登場した理由は別にあり、
鼠とは別の解釈が必要だということです。

*

この夢を見た女性は、
ハムスターをソファーの隅で発見したとき、
心の中で次のように思ったと言います。

” 昔、逃げ出したっけ。ここにいだんだ ”

彼女は、実際にペットとして
ハムスターを飼ったことはありませんでしたが、
友人の家に行ったときに飼われていた
ハムスターを触らせてもらった経験があった。

その時にハムスターが逃げ出して、
友人の部屋を二人で探し回ったという
思い出がありました。

彼女にとって夢の中のハムスターは、

” どこかに行ってしまい、
見つからなくなってしまったもの ”

の象徴として登場しています。

そして、ハムスターは、
具合が悪そうにしてじっとしている。

これは、一体、
何を意味しているのでしょうか?

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共通する思い出

筆者はここまでの解釈を話し、
彼女に尋ねました。

” 何か、失くしかけているものに
心当たりはありますか?
物とは限らず、例えば、
人間関係、希望、思想など・・
抽象的な事柄も含まれます ”

彼女は何かを思い出したようでした。

それは、ハムスターを
飼っていた友人のことでした。

その友人は、彼女にとって、
学生時代の親友だったのです。

お互いに社会人になってから、
ここ数年、全く連絡を取っておらず、
最初は連絡しようと思いつつも、
なかなかタイミングが取れないまま、
時間が経つごとに電話しづらくなっていった。

彼女の心の中で、そのことが
ずっと引っかかっていたのです。

*

夢の中のハムスターが弱っているのは、
親友と自分を繋ぐ ” 友情 ” が、
消えかかっていることを表しているのです。

ハムスターという動物は、
鼠のように雑食性で生命力が
強いわけではありません。

か弱く、ほったらかしで
世話をしてあげないと
きっと、死んでしまうでしょう。

そういった意味で、
人と人の絆にも似ています。

ゆえに、潜在意識は、
鼠ではなくハムスターを起用したのです。

*

セッションを終えてから、
翌日、彼女からメールが届きます。

そこには、数年振りに親友に連絡を取り、
今度、会う約束をしたと書かれていました。

潜在意識は、消えかかっていた
友情を取り戻すため、
二人の共通した思い出である
” ハムスター ” を使って夢を作ったのです。

彼女の背中を押すために。

それが選択された意味

次は、とある男性が見た夢の一例です。

自転車を押している。
目的地は近い。

道路脇で自転車に乗っているのではなく、
押している状態だったと言います。

さて、乗っている場合と押している場合とでは、
解釈に何か違いがあるのでしょうか?

状況がどうであれ ” 自転車に乗る ”
という項目を調べるべきでしょうか?

筆者は、男性に次ぎの質問をしました。

” なぜ、乗らなかったのですか?
目的地に早く着くには乗った方がいいように
思えますが・・ ”

男性いわく、途中まで乗っていたが、
目的地が近づいてくると降りてしまった。

筆者には、男性が目的地に着くことを
拒んでいるようにも見えました。

*

実は、彼は最近、
婚約をしたばかりだったのです。

しかし、ゴールを目前に
彼に一つの躊躇が生まれてしまった。

” これで良かったのだろうか?
他にも選択肢はあったのかもしれない ”

夢の中で自転車を押しているのは、
彼にとって ” 一応は目的地に向かっている ”
という一種のパフォーマンスなのです。

ゆえに、目的地近くに来て
自転車を降りてしまった。

*

夢に登場した動物や人物、アイテム、
景色などが調べても夢占いの項目に
載っていないという場合、
類似した項目を参考にすべきか
どうかは状況によります。

今回の夢ように、夢を見た人の
プライベートに深く関わっている
ケースもありますから、まずは、
類似項目を調べるよりも、
自身のプライベートについて、
よく思い返すことの方が重要です。

例えば、夢の中で自分が乗っていたのが、
一般的な自転車ではなく、なぜか、
競技用の自転車だったという場合、
潜在意識は、あえて、
それを採用しているわけです。

そこには、それでなければならない
特別な事情がある。

潜在意識が ” 一般的ではない ” それを
わざわざ選択をした意味を探るのです。

夢の演出に意味の無い選択など無いのです。

 

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