夢の中の ” 初対面の人物 “|見知らぬ人の意味

夢の中に、全くの初対面として、
見知らぬ人物が登場する場合が
あります。

ただ、目覚めた後も
その初対面の人物の顔をはっきり
覚えているということがあります。

そんな時、
” 昔どこかで見た顔だったかも・・ ”
と思うかもしれません。

もしくは、今後、
自分が出会う人物ではないか、
と思ってしまうかもしれません。

一体、その人物は、
どこから来たのでしょう?

そして、その人物には、
どんな意味があるのでしょう?

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気弱な訪問者

次は、夢の一例です。

玄関のチャイムが鳴る。
 
ドアを開けると、
自分よりも少し年下で
見るからに気弱そうな、
見知らぬ男性が立っている。

家に訪問者がやってくる
というシンプルな構成の夢です。

玄関先で出会った見知らぬ人物
以外は、取り立てて演出らしい
ものはありません。

こういった場合は、はやり、
訪問者について考えていく
必要があります。

*

先に結論から言いますと、
この夢は、何らかの知らせが
来る暗示として解釈できます。

” 知らせ ” と言っても、
電話かもしれませんし、
郵便物かもしれない。

メールや友人の噂話、
もしくは、実際に自宅に
訪問者が来るとも考えられます。

また、必ずしも、
その ” 知らせ ” は、自宅に届く
とは限らず、” 自分の耳に入る ”
という形ならば、職場など、
別の場所で受け取る可能性も
あります。

この場合、夢の中の自宅とは
” プライベートな領域 ” を表し、
訪問者は、外部から入ってくる
” 何か ” です。

*

では、一体、どんな ” 知らせ ”
が届くというのでしょう?

夢の中で自宅に訪れた
見知らぬ男性の特徴は、
自分より年下、そして、
気弱そうな人物。

つまり、この男性は、夢を
見ている本人が優位な立場に
立つためにキャスティング
された人物なのです。

年下で気弱であれば、
怖くありませんし、
何か言われたとしても
言い返すことが出来る。

潜在意識は、来るべく ” 知らせ ”
を伝えるメッセンジャーの外観に
手を加えなければならなかった。

なぜなら、その ” 知らせ ” は、
自分にとって不利なものだから。

*

夢は、都合良く脚色される
ものです。

この夢の裏を返すと、自分が
不利な状況に陥る ” 知らせ ” が届く
ということになります。

それに対して、安心感を
得るためにメッセンジャーを
威圧感の無い人物にしているのです。

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安心感を得たい心理

例えば、何ら心配事や不安の無い
平穏な日々に、安心感を得るための
夢を見たとしたら、

その夢は、何のために
作られたのでしょう?

何もないのに、
” 安心感が欲しい ”
という欲求は生まれない。

そして、潜在意識は、
私たちより、少し先を
読んで夢を作る。

( いわゆる ” 予知 ” ですが )

潜在意識が、先立って安心感を
得るために夢を作るということは、
将来、安心感を得なければならない
出来事が予定されているという
ことです。

つまり、それは、心の動揺を
誘うような出来事です。

これは、逆夢の原理と同じです。

関連記事:逆夢とは?|意味が逆になる仕組み

*

もし、この夢が長いストーリーの
一部であった場合は、登場人物
だけではなく、それ以外の部分も
含めた総合的な解釈が必要になって
くるでしょう。

ケースによっては、上記のような
例とは、全く別の解釈をする場合
もあります。

決して、
” 訪問者 = 悪い出来事の暗示 ”
ということではありません。

それは、あまりにも、
夢を単純に捉えすぎた見方です。

*

例えば、気弱な男性に
対する印象は、人によって
違う可能性もあります。

ある人は、自分と似たような
人物に親しみを感じるかも
しれませんし、

ある人は、昔付き合っていた
元彼を思い出すかもしれない。

そうなってくると、
また、別の要素を含めて解釈
しなければならないわけです。

つまり、ケースバイケース。

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見知らぬ顔

では、” 見知らぬ人物 ” という
部分について考えてみましょう。

今回の夢では、自宅への訪問者
という形で見知らぬ人物が
登場しています。

この場合、訪問者が、
初対面の人物であっても
不思議ではありません。

現実でも、セールスマンは、
大抵、初対面です。

ただ、夢の中の訪問者が
見知らぬ人物であることに、
何らかの意味が隠されて
いる可能性はあります。

例えば、将来、来るであろう
知らせは初対面、つまり、
” 初耳 ” であるという意味
かもしれません。

*

では、見知らぬ人物の
顔についてはどうでしょう?

私たちは、夢の中に
表れた見知らぬ人物の顔を
どこから持ってきたのか。

人生のどこかで
すれ違った赤の他人から
チョイスしたのでしょうか?

ある意味、
そうかもしれません。

*

人が何か実在しないものを
頭の中で想像する時、
まず、現実世界で見たものを
参考にするでしょう。

例えば、ギリシャ神話
に登場するキメラは、
ライオンの頭、山羊の胴体、
毒蛇の尻尾を持つ怪物です。

各パーツは、実在の動物であり、
それが融合される形で
架空の生物になっている。

*

夢の中で見た顔は、
目はこの前すれ違った
あの人から、鼻は職場の
同僚から、口は友人から
というような
モンタージュ写真のような
合成をしているわけではなく、

もっと、いい加減で
ぼんやりしたイメージの
集合体です。

” 気弱な男って、
何となくこんな感じ ”

というその人のイメージが
ただ、映像化されている
だけなのです。

*

それでも過去の記憶を参考に
人物像を作り上げている
という点では、どこかで
すれ違った人や知っている人
の合成と言うことが
出来るかもしれません。

見たことのないものを
ゼロから創造することは
不可能ですから。

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見知らぬ人の方がいい時

また、見知らぬ人物が登場する
理由の一つに、実在の人物では
不都合だからという理由も
あります。

実在の人物は、
イメージが定着しているので、
自由に使うことが出来ない。

映画制作に
例えてみましょう。

出演者を決めるときに
ネームバリューのある有名人を
起用すると、本編には関係ない
” 余計なイメージ ” が作り手の
意図を邪魔することになります。

無名の役者なら、観客側の
先入観がありませんから、
作品が伝えたいことを
邪魔されることもない。

*

ただ、無名の役者であっても
実在していることには
変わりないのですが、
夢の場合、人物像を
ゼロから作ることが出来る。

CG映画の
キャラクターのように。

つまり、夢が伝えるべきことに
100%マッチした人物を
創造することが出来ます。

その場面に
” 優しそうな近所のおばさん ”
が必要ならば、夢を見る
本人の中にある漠然とした
イメージが再現される。

それは、はっきりと
どこから来たという
ことではなく、

その人が、今までの
人生経験の中で、何となく
造成されていったイメージ
” 抽象的な人物 ” が、
表現されているだけなのです。

*

もし、あなたの夢に
見知らぬ人物、初対面の人物が
登場した場合は、
その人に感じた第一印象を
思い出してみてください。

安心感を持てる人物なら、
潜在意識は、あなたに
安心感を与えたいのです。

もし、その人物に不安を
感じたのなら、
あなたの中にある不安に
” 人物 ” という形を与えて
対処しやすくしているのです。

その場合は、その人物が
その後、どうなるのかを
観察する必要があります。

*

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