二度寝のときに見る夢|複数の夢の繋がり

目覚めてから暫くして、また、
ウトウトして眠ってしまう。いわゆる、
二度寝。

時折、二度寝したときに最初の夢の続きを
見ることがあります。

ストーリーが続いているなら、それは
一つの夢として考えるのが自然です。
全く無関係の意味を持つことは通常なら
考えにくいでしょう。

ただ、続き物ではなく、全く無関係な
ストーリーが展開される場合もあります。

そういった場合は、最初に見た夢、その後
に見た夢を別々に考えるべきでしょうか?
それとも、関連した夢として解釈した方が
よいのでしょうか?

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揃わない駒

次は、筆者が見た夢の一例です。

チェスの駒がいくつか無くなっている。
部屋を探し回る。

とても短い夢です。

これだけでは、一体、何を表しているのか、
明確な答えを得ることは出来ません。

おもちゃのチェスボードは、確かに家に
ありますが、駒を失くしたということも
ありませんし、そもそも、あまりチェスを
しません。

ただ、筆者が現在の日常を振り返った時、
一つだけ関係しそうなことに心当たりが
ありました。そこから考えて、この段階で
解釈出来ることは次のようなものです。

” 全てが揃わなければ始められない状態、
または機能しないもの ”

チェスは全ての駒がなければゲームを開始
できませんから、多分、似たような状況を
チェスに置き換えて表現しているのだろう
と推測しました。

それから、再び、二度寝をして、
もう一つ夢を見たのです。

二度寝、そして、三度寝

以下は、二度寝のときに見た夢です。

インターネットで気球について調べる。
得に安全性について念入りに調べている。
 
事故の写真を見ている。

全く、ストーリーは続いていません。
チェスの次は気球が出てきました。

そして、筆者は再び眠ってしまい、
三度寝の時は次のような夢を見ました。

特殊部隊の訓練風景を双眼鏡で眺めている。
 
横を見ると教官がチェックシートで
点数を付けている。

気球の次は、映画に出てくるような
スワットチームの訓練風景でした。

チェス、気球、特殊部隊、この三つの夢は
ストーリーに連続性はなく全く無関係に
見えます。

ただ、筆者には、どの夢にも先ほどと
同じように一つの心当たりがありました。

筆者は、この夢を見た時期にとある問題を
抱えていた。新しいことを始めようか、
どうか迷っていたのです。

始めるとなれば時間が必要になる。
続けられる自信が無いなら、最初から
手を出すべきではないと躊躇していた。

新しいこととは、このブログのことです。

この事情を踏まえると、無関係に思える
三つの夢にある共通点が見えてきます。

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灰色の自覚

最初に見たチェスの駒を失くすという夢。

駒が揃わない限りゲームを始められない。
つまり、条件が整っていないために、まだ
スタート出来ないという状況を表している。

条件とはサーバーの手続きのことかも
しれませんし、記事のストックのことかも
しれない。とにかく準備播但とは言えない
状態でした。

もしくは、面倒くさがりの筆者の単なる
言い訳だったのかもしれません。実際は
腰を上げれば、いつでも始められたでしょう。

次に気球の夢。

気球は、筆者が一生に一度は乗ってみたい
と思っている乗り物です。筆者の ” 冒険心 ”
を表しているのかもしれません。

ただ、冒険をするためには、やはり準備が
必要。インターネットで情報を集めるふり
をしながら、冒険せずにすむ理由を探して
いるのです。

最後に特殊部隊の夢。

特殊部隊にとって訓練は、実践のために
必要不可欠。つまり、実際に行動を起こす
前にしっかりとした準備が必要だと
言っているのです。チェックシートで点数
をつける教官の表情は、

” まだ、時間が必要だな ”

という厳しい表情で訓練を精査している
ようでした。

つまり、どの夢も、新しいことを始めよう
としている自分自身に対して、

” まだ、準備不足だ。
条件が整っていないのでは? ”

という慎重な部分が、夢を通して訴えて
いるのです。

では、この夢は、” 準備不足だから、
まだ、始めるのは早い ” という
警告メッセージと捉えるべきでしょうか?

もしそうならば、その時の筆者にとっては、
新しいことに踏み出さずに済む都合の良い
解釈になったでしょう。

しかし、実際は、単になかなか腰を上げ
られない筆者が、夢の中で準備不足を理由に
決断を引き延ばそうとしているだけです。

確かに筆者には、決断の前に時間を
引き延ばす癖があります。子供の頃も
夏休みの宿題は、必ず夏の終わりに
大急ぎでやっていた。

多分、解釈に間違いは無いでしょう。

夢の意味に思い当たる節を見つけた時、
腑に落ちる感覚があります。それは、
推理小説の謎を解いた時のような感動や
驚きはなく、

” ああ、なんだ。
結局、こういうことか・・ ”

という現実に引き戻されたような
面白みの無い ” 灰色の感覚 ” を得るのです。
それは、日常とかけ離れた夢が、現実と
リンクしていることを意味します。

全く同じ夢

今回は、同じ朝に見た三つの夢について
解説していますが、同じ朝ではなく、
数日後に見る夢が関連しているという
ケースもあります。

例えば、数日前にも同じ夢を見たという
場合、その二つの夢は関連しあっている
ことは、すぐに分かるでしょう。

その場合、最初に見た夢と今回見た夢の
細かな違いに着目して、夢を解いていく
という作業になります。

” 全く同じ夢を見た ”

というのは、あなたの時間が数日前から
ピタッと止まっていない限り、ありえない
ことです。

心は常に流動的なので、数日の間に心の
形が何かしら変わっているはず。

注意深く観察することで、全く同じに
見える二つの夢に、違いがあることに
気づくでしょう。

例えば、幽霊に追いかけられる夢を見た
とします。前回は、追いつかれそうな
ところで目覚めた。

しかし、次に見た夢では、
シチュエーションは全く同じでも
前回の経験があるので、若干、気持ちに
ゆとりを持って逃げた。

” 気持ちのゆとり ” というのは
ストーリーとは無関係に見えますが、
これも、間違いなく ” 変化 ” なのです。

そして、それは心が前回よりも成長して
いる証です。もし、三度目の夢を見たなら、
その時は、幽霊から逃げ切ることが出来る
かもしれません。

夢を連続的に観察していくのです。
それによって、一つの夢では見えなかった
より大きなテーマが見えてくることも
あります。

大きな物語

例えば、同じ朝に二つの夢を見る場合に
比べ、数日後に関連する夢を見た場合は、
それだけ、二つの夢の間に時間的ブランク
があります。

その間に心がどれぐらい成長、変化して
いるかによって、二つの夢にギャップが
表れます。

しかし、経過する時間が長いほど、心の
変化が大きいとは限りません。それが
短期間だったとしても、衝撃的な出来事
があれば心は大きく変化しますが、

長い期間であっても、日常にさほど変化が
なければ、心の変化もゆっくりという
可能性もあります。

関連していそうな二つの夢があるなら、
その間に自分の身の回りであった出来事を
もう一度、思い返してみてください。

筆者は、人が一生のうちに見る全ての夢は、
一つの物語を紡いでいると考えます。

つまり、あなたのこれまで見てきた夢、
そして、これから見る予定の夢全てが
一つの大きな夢の断片なのです。

個々は、ストーリーとしては全く繋がって
いませんし、伝えているメッセージも
違っているでしょう。

ただ、そのどれもが、一つの命が生まれて
から尽きるまでの成長の物語なのです。

これは実現不可能かもしれませんが、
もし、一生に見る夢を全て記録し、
膨大なそれを繋げて見渡した時に、
一体、何が見えるのでしょう?

そこには、私たちが何者で何処から来て、
何処へ行くのか、人生の意味が記されて
いるのかもしれません。

 

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