夢の中の ” いつも使っている物 “|小さなアイテムの意味

日常生活でいつも持ち歩いている
携帯品、よく使う愛用品などが
夢に登場する場合。

例えば、現代人が肌身離さず
持っているスマートフォンとか、
視力の悪い方なら、メガネが
そうかもしれません。

他に、頭痛持ちの人なら、
バッグの中に常備薬を携帯
している場合もあります。

既婚の方なら、結婚指輪、
信心深い人ならお守りを
持ち歩いているかもしれない。

*

こういった持ち歩ける
ぐらいの小さな物、そして、
日常でよく使うものが
夢の中で協調される場合は、
どう解釈すべきでしょうか?

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メガネの夢

まず、そのアイテムの使い方や、
価値は人それぞれですので、
結局は、その解釈も
ケースバイケースになるという
ことを理解しておかなければ
なりません。

例えば、
スマホについて言うなら、
メガネのような、用途が
限られたアイテムとは違い、
電話、ゲーム、SNS、
ネットショッピング、
株式投資ためのツールなど、
使い方は多岐に渡ります。

それは幅広い用途を
持っているわけですから、
スマホが登場する夢は、
他のアイテムに比べて、
より解釈が難しくなる。

その人がスマホを
どのように使っているのか
という所から始めなければ
なりません。

*

もし、その人が、
SNSを中心に使っている
というのなら、スマホの夢
を見たとしても、それは、
その向こう側にあるSNSに
ついて描かれた夢という
ことになります。

スマホについて書き続けると、
かなりの分量になってしまうので、
この辺りで話を戻しましょう。

関連記事:
タブレット・スマホが故障する夢|現代的なアイテム

要は、アイテムが持つ特性
によって、柔軟な解釈が必要に
なっていくということです。

*

次は、とある女性が見た
夢の一例です。

オフィスにて。
 
自分のデスクの上に
メガネが置いてある。

とても短く、
シンプルな構成の夢です。

ストーリー性も
登場人物もいないので、
” デスクに置かれたメガネ ”
だけが、唯一の判断材料
ということになります。

また、デスクの上にメガネが
置いてあるという場面は、
一見すると不自然ではなく、
日常的な光景のようにも見えます。

この夢は、一体、
何を意味しているのでしょう?

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いつもと違う設定

女性の話では、メガネは
自分がいつも使っているもので、
通常は、常に身に着けているが、
お風呂と就寝の時だけ、
それを外すということでした。

ここで、一つの疑問が
浮かびます。

なぜ、いつも身に着けて
いるはずのものが、
デスクの上に置きっ放し
になっているのでしょう?

それが置いてある場所は、
洗面所でも、枕元でも無く、
職場のデスクの上。

*

彼女の潜在意識は、夢の中で、
メガネがデスクの上に
置かれているという設定を
あえて、作っている。

筆者は、尋ねます。

” それは、仕事場に忘れた
ということですか? ”

彼女の認識では、職場に
置き忘れたメガネを思い出す
回想シーンとして今回の夢を
見たということでした。

そして、自分は、会社に
取りに戻るかどうかを
迷っていたと言います。

*

筆者は、次に、夢を見た日の
状況を尋ねます。

” 夢を見た前日、もしくは、
最近のことで、職場で何か
印象的な出来事などは
ありましたか? ”

彼女は、一日を終え、
予定通り枕元にメガネを置いて
眠りに就こうとウトウト
しだした時にこの夢を見た
ということでした。

その当日、彼女には、
やり残した仕事があったそうです。

通常は、仕事を仕上げた後に
一通りのチェックをするのですが、
その日は、なぜかしなかった。

帰宅途中の車の中で、
それを思い出したが、
これまで、チェックで間違いを
見つけたことが無かったので
” 大丈夫だろう ” と思い、
そのまま帰宅したそうです。

そして、就寝時にはそのこを
すっかり忘れていた。

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すり替えられたもの

翌日、彼女は職場に来ると、
夢を見たということもあり、
気になっていた昨日の
仕事を朝一番にチェックします。

間違いを一箇所だけ
発見したそうです。

*

この経緯を聞く限り、
次のような解釈が出来ます。

彼女は、仕事のやり残しが
心の底で引っかかっていた。

でも、職場に戻るのは
面倒だった。

そこで潜在意識は、
睡眠中に夢を作ったのです。

戻らなくてもよい
言い訳として。

*

オフィスに忘れたのは、
やり残した仕事ではなく、
いつも使っているメガネ
であると、問題意識の
” すり替え ” を行ったのです。

仕事なら、後々、何か問題に
なるかもしれませんが、
メガネなら、私物だし、
置き忘れたとしても問題には
ならない。

彼女は、自分がミスをしている
ことを何となく気がついていた
のかもしれません。

心の底で感じていた ” 焦り ” を
仕事上のミスではなく、
メガネを職場に忘れたからだと、
錯覚させて、自身の気持ちを
騙そうとしているのです。

*

しかし、なぜ、
メガネなのでしょう?

他のアイテムでも、
よかったのでは?

もし、置き忘れても困らない、
爪切りや、目薬だったとしたら、
どうでしょう?

打ち消せない心の焦りが
どうでもよい爪切りのせいだとは、
とても思えない。

潜在意識は、いつも愛用している
メガネが、問題意識のすり替えに
丁度良いアイテムであることを
認識しています。

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分析に必要な視野

メガネや、アクセサリー、
化粧品、時計、バッグなど、

こういった持ち歩くことが
出来る小さなアイテムは、
比較的、夢占いで検索すると
見つかりやすいタイプの項目です。

そのため、夢解釈の時に、
ストーリー全体や、意味不明の場面、
設定、という分かりにくい部分を
放置したまま、アイテムのみで解釈
してしまうというアイテム中心の
分析になりやすい。

*

夢を映画に例えるなら、
小さなアイテムは、小道具です。

無論、小道具だけで映画は成立
しませんし、それだけ見ていても、
映画のテーマは伝わりません。

断片的な手掛かりだけでは、
夢が伝えている本当の意味
を知ることは出来ないのです。

*

大切なのは夢を見た本人にとって、
そのアイテムが何を意味するか、
どんな価値を持っているのか、
ということをよく理解して
おくことです。

もし、あなたが、
いつもバッグに入れて
持ち歩いている化粧品の
夢を見たとしたら、それを
使うタイミングはどんな時か、
それに感じている使い心地、
最近使い始めたのか、
ずっと愛用しているものか、
なぜ、使い始めたのか、
といった細かな観察を
していく必要があります。

観察していく中で、

” もしかして、こういう
ことなんじゃないか・・ ”

と自分の中に一つの考えが
浮かんだら、後は、それを
掘り下げていくだけです。

*

いずれにせよ、なぜ、
それが夢に登場したのか、
そこには、裏付けされた
心理があるのです。

メガネが登場したらこう解釈する
といった教科書的な模範回答は
ありません。

全ては、その人の
個人的体験から始まること。

なので、あなた自身の体験が
夢を解く鍵と言うことも出来る。

アイテムだけでなく、
全体を視野に入れるのです。

それは、無論、夢の内容だけでは
ありません。

あなた自身の日常、さらには
人生も、その中に入るのです。

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