強いメンタルを作るために|気持ちが切り替えられない時

職場で嫌なことがあり、家に帰ってからも
それを引きずってしまう時。

仕事が終わってからもそんな状態では
心が休まらない。と言って、嫌な記憶を
思い出して考えたところで問題が解決する
わけでもない。

そして、ベッドに横になってからも、
忌まわしいそれを頭から追い出すことが
出来ずに眠れなくなってしまう。

結局、頭をモヤモヤさせたまま、一日が
終わる。答えの無い問に答えを求め続けて
いる状態。

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強いメンタルを作るために

もし、解決法があるなら、ベッドに入って
何度も寝返りを打つよりも前に、すでに、
それを見つけているでしょう。

今は、疲れを取るために眠るしかない。

しかし、人は機械ではありませんから、
そう簡単に気持ちを切り替えることが
出来ない。

別のことを考えたりして気を紛らわそう
としても、どういうわけかいつの間にか
嫌なことについて考えている。

こういった時に、何か良い方法は無い
のでしょうか?

まず、一つ、巷では、瞑想、ヨガなど、
心のバランスを取り戻し、安眠を促す
ための方法が紹介されています。

ただ、今日から瞑想を始めたから、今夜、
すぐに眠れるようになるかというと、
現実、そんな簡単にはいかない。

まず、継続することで、ようやく習慣
として身につき、その後でストレスに強い
メンタルが育っていく。当然のことながら。

勤続20年の会社員が、どんなにストレスを
抱えていたとしても会社に行くのは生活の
ためとも言えますが、継続してきた習慣が
そうさせているという要因も大きいのでは
ないでしょうか。

良い意味でも、悪い意味でも
” 習慣 ” は、身に着くと、とても強固です。

ただ、その強さは、小さなことの積み重ね
によって作られる。積み上げが小さければ、
効果や悪影響はなかなか見えてこない。

もし、あなたが今、何か心に引っかかって
いることがあり、眠れないと言うならば、
それを解決するための様々な情報が
インターネットを調べれば見つかるでしょう。

そこで、あなたが選んだものが何であれ、
それは、一つの石です。積み上げなければ、
敵の襲来を防ぐ城壁にはなりえない。無論、
城壁が機能するまでには、相応の時間が
必要になる。

それに選んだものが、本当に自分に合って
いるのかどうかという問題もあります。
努力が無駄になることもあるでしょう。

そうやって試行錯誤しながら、
コツコツ積み上げていくしかない。

メンタルの強い人は確かにいますが、
それは、とても少ない。ほとんどの人々が、
表面的で楽に習得できるコスパの良い方法
ばかりを探しているからです。

” 言うほど簡単じゃない ” の意味

人は、そんな急に変わることは出来ない。
筆者も例外ではありません。今の自分を
ずっと続けてきた。

これもある意味 ” 習慣 ” によって作られた
ものと言えます。故に強固なものとして、
なかなか崩すことが出来ない。

そこに新しい習慣を持ち込もうとするわけ
ですから、それには、やはり時間がかかる。

そして、構築するのに時間がかかるから
こそ強固である。

考え方を変えるとか、意識しないように
心がけるということが言葉で言うほど
簡単では無いのは、これまで持ってきた
考えや捉え方が長い時間をかけて培われて
きたことだから。

十年もそうだと思い続けてきた考えを突然
捨てろと言われても簡単に捨てることは
出来ない。誰もが過去を無駄にしたくない
と考える。

つまり、簡単に崩れないメンタルの強さを
作るヒントもそこにあるのです。結局、
長い時間をかけて作られたものこそが
” 強さ ” なのです。

自分を変えることが簡単であるなら、
新しく身に着けた習慣も簡単に崩れて
しまうことになる。

自分を変えることが、
” 簡単 ” であっては困るのです。

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最も大切なこと

人生には、様々な悩みがついてまわる
ものです。

どこからともなく降ってくる災難のような
ものもあれば、他の誰かが解決してくれる
ことを期待しながら棚上げされた問題や、
自らの意思で抱え込んでいる問題もある。

何か望みがあり、それが諦めきれない
としたら、それは、自ら背負ったものと
言うことが出来ます。

もちろん、その中には永久に解決しない
悩みもある。

筆者は、” 人生を変える一冊 ” とか、
” 人生を変える一言 ” など存在しない
と考えます。

どんな教訓にせよ、格言にせよ、一行で
変えられるなら、それは、一行によって
崩れ去る脆いものです。

強い心を得るためには、私たちは、
それぞれ自分にあった方法を見つけな
ければならない。

それを積み重ねて城壁になった時に、
はじめて効果と言えるものが表れる。

メンタルコントロールに関する情報は、
色々なところで見かけますが、それらは、
ある意味 ” エッセンス ” なのです。

例えば、それが習慣化するまでの長い期間、
同じルーティンを毎日繰り返すわけですが、
そういった変わり映えの無い地味な作業に
ついては、省略されるか、さらっと触れる
程度でしか説明されていない。

情報の提供者は、人々が関心を持つ効果や
秘訣などを前面に押し出して、あまり、
注目されない地味な繰り返し作業を
見せようとはしません。

地味な話では人々の注目を集められないし、
本が売れないからです。

しかし、筆者は、彼らが見せたがらない
地味な活動こそが最も大切な部分ではないか
と思います。

” 継続は力なり ” と言いますが、それが
実際に力を発揮するのは ” 継続 ” を意識すら
しなくなるほど当たり前の習慣になった
時です。

だから、実際にそれをやり遂げて
しまった人は、継続することが重要だとは
思わない。彼らが口にするのはそれ以外の
要因です。

発想の転換とか、目標設定とか、
ノウハウとか、成功者のマインドとか・・
最も大事なことは、当たり前過ぎること
として省略される。

メンタルを強くするための逆転の発想など
ありません。それは目立たない努力の
積み重ねによってだけ得られる強さ。

商業主義に惑わされて、大切なことを
見失わないでください。

 

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