夢に仕掛けられたトラップ|潜在意識が自分を騙す?

潜在意識は、夢の中で、
私たちを騙すのです。

巧妙な手段を使って。

そして、多くの人が、
そのトラップに気づかない。

つまり、私たちは、
潜在意識の思惑通り、夢の中で、
自分の意思によって行動している
と錯覚している。

ただ、潜在意識も、
” 自分の意思 ” では、
あるのですが・・・

*

さて、自分が自分に罠を仕掛ける
という訳の分からない状況。

全ての夢がそうなのです。

これは、一体、何を
言っているのでしょう?

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体重計の夢

では、何が巧妙に見えるのか、
その具体的な仕掛けを
シンプルな夢を例に
見て行きましょう。

次は、とある男性が
見た夢です。

ショッピングサイトで
電子体重計を見ている。
 
購入をしようと思ったが、
ショッピングカートの
ボタンが無くなっている。
 
ページを行ったり、
来りしているうちに
全ての体重計に
” SOLD OUT ”
の文字が出ている。

勘のいい人なら、
この夢の背景が何か
分かると思います。

そう、男性は太っている。

彼は、最近、ダイエットを
始めるために、体重計の
購入を考えていた。

そして、あちこちの
ショッピングサイトを
見て回り、最新の体重計に
どんなものがあるのか、
リサーチしていたそうです。

そして、今回のような
奇妙な夢を見た。

*

これは、とても、
シンプルな願望夢です。

彼は、ダイエットを
始めたくないのです。

夢の中で、ショッピングカートを
ページから消し去り、全ての
体重計を売り切れ状態にして、
ダイエットを始められない
口実を作ろうとしている。

” 巧妙 ” というのは、
潜在意識は、彼に、

” 体重計が買えないなら
当分、ダイエットは
出来ないね ”

と思わせようと
している部分です。

ダイエットを始められないのは、
自分のせいではないという
シチュエーションをあえて
選択しているのです。

夢の中で彼は、

” ダイエットは
しばらくは無理だな ”

と思い、台所に向かう
途中に目が覚めた。

潜在意識の思惑通りの
行動を取っています。

*

また、現実世界では、
彼は、ショッピングサイト
をあちこち回って、最新の
機能を入念に調べては、
なかなか決められないと
いうことだったので、

そこにも、何となく、
時間稼ぎをしたいという
ことなのかもしれません。

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計算無き演出

しかし、この夢は、
潜在意識が計算した結果、
作られたものなのでしょうか?

そもそも、潜在意識は
計算などしません。

どちらかと言えば、
本能に近い意識です。

*

彼が、ダイエットを始め
なければいけないという
危機感を持っているのは、
確かなのです。

そして、ダイエットに
尻込みしている気持ちが
あることも確か。

普通ならば、覚悟を決めて
始めるか、諦めてしまうか
どちらかでしょう。

しかし、潜在意識は、
両方の気持ちを汲み取って、
最も都合のよい設定を選択
するのです。

彼には、どちらか一つではなく、
二つとも必要なのです。

なぜなら、
それこそが本心だから。

そして、潜在意識は、彼の
本心を忠実に夢に再現した。

*

現実世界ならば、
ショッピングサイトから、
カートボタンを消し去る
ことは不可能です。

瞬時に全ての体重計を
売り切れにすることも
出来ない。

しかし、夢は、
意識の世界ですから、
それが可能です。

さて、相反する気持ちを
どちらも満足させたい
本心が、シチュエーション
を自由に作り変える能力
を持っていたとしたら、
一体、どんなストーリー
を作るでしょう?

潜在意識は、単に、
正直な気持ちを出来る範囲で
表現しているだけなのです。

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純粋な世界

潜在意識は、子供のように
純粋で自由です。

作りたいものを
作るだけです。

夢は、子供落書きの
ようなものです。

曖昧で、いい加減で、
善悪の境界も無く、素直です。

それが、返って、論理的に
物事を理解してきた大人の
私たちには、支離滅裂で
難解に思えてしまう。

それは、巧妙に作られた
世界ではなく、純粋に
作られた世界なのです。

*

夢には、深い意味は無い
と言う人もいます。

ある意味、この主張は、
的を得ているのです。

それは、難解なパズルや
騙し絵のようなものではなく、
固定観念を取り去った後に残る
” 自由な表現 ” です。

そこに裏は無い。

固定観念に囚われた
私たちには、それが、
謎として映ってしまう。

感じたことを素直に
表現している潜在意識
にとっては、夢に
” 深い意味は無い ” のです。

*

潜在意識は、様々な
技法を駆使して、
私たちを騙す・・

世界が私たちを騙す・・

果たして、私たちは、
騙されたのでしょうか?

それとも、私たちの
疑う心がそう思わせて
いるのでしょうか?

” 裏 ” だと思っていることは、
実は、視点を変えれば、純粋に
” 表 ” なのかもしれない。

自分の作った夢ですら、
そうなのですから。

*

大人たちが、
単なる落書きだと思って、
見過ごした小さな世界。

それは、ミクロの世界であって、
同時にマクロの世界でもある。

子供の描いた絵は、
子供の視点でなければ
理解出来ないのです。

*

あなたの足元に一枚の
古びた画用紙が落ちている。

それを拾うと裏には、
クレヨンであなたの
名前が書いてある。

子供の時の
ひらがなの名前。

それを裏返して、
絵を見てください。

そうです。

それが ” 夢 ” です。

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