夢の意味を検索する時の注意点|誤った夢解釈

インターネットで夢の
意味を調べるという
アプローチは、ある種の
ジレンマを抱えています。

それに気づかないまま、
多くの人が、夢の内容から
キーワードを抜き出し、
それを検索しているのです。

ゆえに、正しい答えを
得られない。

では、ジレンマとは、
一体、何でしょう?

*

まず、夢を意味を知ろう
と思えば、夢の内容から
検索に必要なキーワードを
抜き出すという作業から
入ります。

しかし、夢は、一本の
映画のように、あらゆる
要素が一つになったもの
ですから、その一部を
キーワードとして切り
離した時点で意味を
失ってしまう。

*

映画を音楽のみで評価
したり、演技のみで評価
することは出来ますが

各要素をバラバラに評価
していては、製作者が
伝えたいメッセージを
知ることが出来ないのと
同じです。

それは、各要素の集合体
ではなく、最初から、
分解することが出来ない
一つの作品なのです。

しかし、夢の意味を
インターネットを使って
調べようとすれば、検索の
仕組み上、キーワードで
部分的な検索をする以外
に方法が無い。

これが、ジレンマです。

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継ぎ接ぎの解釈

具体的な例を挙げて、
説明してみましょう。

次は、とある女性が見た
夢の一例です。

駐車場に向かうと、
怪しげな男が立っている。
 
どうやら自分を
待っているようだが、
気味が悪くて、車が
ある場所まで行けない。

この夢の意味をインター
ネットで調べようと
するならば、キーワード
として考えられるのは、

” 駐車場 ”
” 見知らぬ人 ”
” ストーカー ”

と言ったところでしょうか。

そして、夢の意味を
知りたいわけですから、

” 夢占い 駐車場 ”

というような入力で
検索することになります。

ネット上には様々な
情報がありますから、
同じシチュエーション
の回答が見つかればよい
のですが、大抵は、
100%一致している
ということはありません。

部分的に一致はするものの、
何だか、これじゃない
感じがするといった
ケースがほとんどです。

*

上記に挙げた三つの
キーワードを元に、夢の
意味を調べると、それぞれに、
それらしき解答はあるものの、
結局は、バラバラの解釈です。

結果、複数の解釈から、
総合的に判断するという
流れになると思います。

多分、解釈することは、
不可能でしょう。

*

また、夢の内容には、
キーワードとして
抜き出しやすいものと、
抜き出しにくいものが
あります。

今回の夢で言うなら、
自分の車を止めている
場所に行くことが出来ない
という状況をキーワードには
しにくいので、強いて
キーワード化するならば、

” 目的地 行けない ”

というようなものに
なるでしょうか。

もはや、漠然とし過ぎて、
有用な情報は得られない
でしょう。

*

こうして、キーワード化
しやすい部分だけで夢の
意味を調べるという偏った
アプローチになります。

ならば、どういった方法なら
適切と言えるのでしょう?

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夢を見た背景

筆者は、この夢を見た
女性に尋ねました。

” 夢の舞台となっている
駐車場は、実在の場所
ですか? ”

彼女の説明では、そこは
職場から少し離れた
駐車場だと言います。

そこは、暗くて人気も
無く、彼女は日頃から、
物騒に感じていた場所
ということでした。

夜遅くまで残業になると、
一人で行くのは怖い
ということで、大抵、
誰かと時間を合わせて、
帰るようにしている
そうです。

そして、最近、残業が
続いていたというのも
あり、このことについて、
余計に神経質になっている
のかもしれないと彼女は、
言いました。

*

筆者は、彼女に尋ねます。

” 見知らぬ男を駐車場で
見かけたところで、
目覚めたのですか? ”

彼女は、次のように
説明しました。

男を見つけた後、自分は、
その姿を隠し撮りする
ためにスマホのカメラ
アプリを起動しようと
したところで目覚めた。

彼女は、それを会社の
上司に見せれば、何か
対策を取ってくれるかも
しれないと思ったそうです。

こうして、彼女から、
細かな経緯を聞くと、
この夢の意味が何となく
見えてきます。

*

彼女が日頃から、物騒に
感じていたその不安が、
人物という形で登場して
います。

何の根拠も無く、ただ
怖がっているだけなら、
対処のしようもありませんが、

私有地に不法侵入した
怪しい人物という明確な
存在ならば対処のしよう
もあります。

彼女は、形無き不安を
形ある存在に置き換えて、
物理的に対処しようと
しているのです。

*

” 侵入者が見つかれば、
会社も早く帰れと
言ってくれるかも ”

彼女のそんな思惑が
夢になったと解釈する
ことも出来ます。

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夢とは舞台劇のようなもの

ここでは、彼女の置かれた
状況をリサーチするところ
から始めています。

夢は、その人の心の中から
生まれるわけですから、
答えはその人の中に、
すでにあるのです。

今回の夢ならば、この夢を
見た彼女について、まず、
理解しなければならない。

古い書物を引っ張り出して、
” 答え ” を押し付けるわけには
いかないのです。

*

例えば、あなたが何か
夢を見たとします。

その夢はストーリーが
複雑で、一見すると
支離滅裂に見える。

そういった時は、原点に
立ち返ってみてください。

その夢を作ったのは、
一体誰なのか?

*

それは、無論、あなたです。

あなたは夢の世界に
おける創造主のような
ものです。

人を形作ることも、
見たことも無い獣を
作ることも、必要ならば
海を二つに割ることも出来る。

夢の中では、全てが
あなたの支配下にある
ことを前提に考えて
みましょう。

*

あなたが、夢の中で
何者かに追われている
としたら、それは、
追われているのではなく、
あえて、追わせているのです。

夢の中で、あなたと敵対する
人物が登場したなら、
その人物をキャスティング
したのも、あなたです。

舞台劇に例えると分かり
やすいかもしれません。

あなたは主役であり、
監督です。

敵対する人物は、
あなたが用意した役者。

つまり、二人は、いい決闘
シーンを作るために協力し
あっている同じ劇団の
メンバーなのです。

*

その時々で監督である
あなたは敵役に指導をする。

もっと攻撃的に、
もっと威圧感たっぷりに、
何だったら命を奪いに
来いと。

実際はもう少し複雑ですが、
基本的に、悪夢はこうした
形で作られるのです。

*

夢の全てを解明する
必要はありません。

その一部だけでも、
意味を読み解くことが
出来れば、潜在意識が
あなたに何を伝えようと
しているのか、何となく
分かるはずです。

まずは、自分で
読み解いてみるという
ことが大切です。

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